相続税の税率と計算方法
遺産を相続したら相続税の納税義務者となることを知っている人も少ないのではないでしょうか。
遺産相続か複雑化して、利害関係や人間関係が入り乱れての遺産相続となると、相続手続きが終わると疲れ果ててしまうことも多く、次に待ち構える相続税のことをすっかり失念してしまうこともあります。
税法の規定では、納税はあくまでも納税義務となった人から(この場合は相続人)の納税申告されることが原則となっていますので、ネットショッピングのようにいつまで待っていても請求書ならぬ納税通知書が送られてくるものではありません。
ましてや、人の財産を税務署の人が差し押さえでもない限り、勝手に調べて相続税の税額を計算することはできませんので、納税者となった相続人自ら相続した遺産に応じた額を計算して相続する税額を算出しなくてはいけません。
ただ、相続税の税率の割り出しや税額の計算は複雑なため、現実的には税理士に依頼することが無難となってしまいます。
ただ、自分が相続した遺産が相続税の納税義務にあたるかどうかは簡単に調べることができるようになっています。
相続税額は相当な額となりますので、5000万円プラス1000万円×相続人の控除が定められています。
この控除額以内の相続であれば納税の必要はありませんので、一般的なサラリーマン家庭などでは、ほとんどが相続税特別控除額以内に収まってしまうことが多いのではないでしょうか。
ただ、株式などで利益を上げていると相続の対象となってしまいますので注意が必要となります。